薄板加工技術を徹底比較

薄板加工技術を徹底比較

薄板を加工する技術として、大きく「エッチング加工」「切削加工」「プレス加工」「レーザー加工」に分類されます。それぞれのコスト、精度、量産性、材質、板厚の相性など、メリット・デメリットを一覧表にまとめて徹底比較しました。

簡易比較表

加工方法 エッチング加工 切削加工 プレス加工 レーザー加工
コスト・量産性
精度
材質

エッチング加工

メリット

  • バリ・歪み・カエリ・加工硬化のない高精度加工
  • プレス加工などの高価な治具は不要で、イニシャルコストを大幅削減
  • 短納期での製造・出荷ができるので、試作品に最適
  • 複数同時に加工できるので、量産にも適応
コスト
量産性
プレス金型と比べ、原版の製作コストが安価であり長期間使用できる。複数同時に加工できるので試作~中量生産で最もコストメリットを出せる。
精度 写真技術の応用により、非常に精密で複雑なパターンの製作が可能でバリや歪みもない。
材質 エッチング液の腐食・溶解作用で加工するため、金属(SUS、銅、鉄、ニッケル等)に限られるが、腐食・溶解する材質であれば難削材でも加工ができる。
板厚 t=0.005~1.0mm程度まで。材料により、最大板厚は異なる。

切削加工

コスト
量産性
1つの加工に工数がかかる為、小ロット試作には向いているが、量産には向かない。
精度 加工方法にもよるが、NC制御のマシニングの機械であれば、ミクロン単位の精度を出すことも可能。
材質 特に制限はないが、軟質材(モリブテン、チタン、ハステロイなど)の場合、加工が難しくなる。
板厚 あまり薄いと加工できないが厚いものは加工できる。t=0.5mm~

プレス加工

コスト
量産性
金型の初期製作コストが高いものの、量産性は非常に高く、数万~数十万ロットの量産も可能。
精度 量産を前提にしており、プレス箇所のバリや、押し付ける工程で製品全体に反りが発生することもある。
材質 主に金属で順送プレス用には様々な材質の規格品がある。
板厚 材質にもよるが、概ね0.3~5mm程度。

レーザー加工

コスト
量産性
金型を必要としないため、少量であれば、比較的安価で製作をすることができる。
精度 主に金属だが、アルミなど加工しずらい材質もある。
材質 主に金属だが、アルミなど加工しずらい材質もある。
板厚 材質にもよるが、概ね0.15~6mm程度。
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